9月 09

Education Revolution Preview from Jason Paradis on Vimeo.


先日,大学にて Steve GONZALEZ 先生に御講演頂いた際に,回線速度が遅くて観られなかった動画をやっと見つけたので御紹介。ちょっと長いので時間のあるときにどうぞ。

PBS (Positive Behavior Support) や PBIS (Positive Behavioral Interventions and Supports) が学校教育に取り入れられている。もちろん,日本ではなくアメリカでの話。応用行動分析を用いた介入技法で,アメリカの学校では導入が小学校から高校まで法律によって定められている。詳しくは以下の Link からどうぞ。

簡単な日本語で表現すると “望ましい行動への介入と支援” かな (何だか身も蓋もない名前のような気がする…)。学業成績の向上,学校適応の促進,秩序回復などで効果が報告されている。もちろん,効果は主観ではなくデータとして客観的に測定され,把握されている。さらに,動画を御覧頂けばわかるように,子どもたちの表情も素晴らしい。

さて,日本の学校教育ではどのようなことをしているでしょう。ひとつでも御存知ですか?


Education Revolution Preview on Vimeo
http://vimeo.com/10435553

Home
http://www.pbis.org/default.aspx

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9月 02

Why is the person late for time?

“人はなぜ,約束の時間に遅れるのか 素朴な疑問から考える「行動の原因」” を読了。

導入は専門用語をほとんど使わずに応用行動分析を説明していて入門書として素晴らしい。しかし,1 章の後半以降で急激に専門用語を理解していないと難しくなるので用心が必要。身近な事柄を “ABC 分析” と “タコ足ダイアグラム” で視考するのは面白いな,と再確認した。専門用語が理解できていれば,全編から非常にたくさんの示唆を受けることができる。

世間ではいわゆる “行動の科学” と紹介されることの多い “応用行動分析”。歴とした心理学であるにもかかわらず,心理学を専門としている人の中にも応用行動分析を誤解している人が多い。残念なことである。最近では Lifehack 関係でも応用行動分析の知見に基づいた Tips が紹介されていたりして (間違っていることも多い),少しずつ拡がりをみせているのかもしれない。

もし応用行動分析についての知識を持たずに読む場合,”行動とは何か” をよく考えながら読むことをオススメします。心理学を専攻している方は2 章の後半辺りの “認知と行動” の対比の辺りを理解できるかどうかがポイントになるかなと。


私たちは “自分を変えたい” と思ったとき,まず変えようとするのは “行動” である。行動は心の結果によって生じる,と思い込んでいるからである。では,なぜ行動を変えるのか? 心が変われば行動が変わらなくてもいい,とはならない理由を考えて欲しい。

また,私たちは他人の行動を見て,その人の心を予測する。例えば,本の中にもあるように遅刻する人を見て,だらしない人間だと判断する。もし自分が他人からそんなことをされたら “あなたに私の心の何がわかるのか?!” と怒るくせにである。ずいぶんと自分に都合のいい心理学者である。


心について考えるときに,こういう視点もあるのだと知ってもらえると良いのにな,と心から思っている次第です。


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5月 31


コーギィが可愛かったので御紹介。

人間を含めた動物を観察すると “どうやったらその行動を教えられるのか?” と考えてしまう。とくに不適切な行動について “どうやったら教えられるのか?” と考えると発想が飛躍して面白い。電車の中などは格好の場面。さて,珍しく心理学の問題です。

【問題】 食事をもらえるとダンスを踊る犬の随伴性について行動分析学の観点から ABC 分析してレポートせよ。

正解者の中から抽選で 1 名様に Épi-ciEL のメロンパンをプレゼントします。回答はコメント欄にどうぞ。ヒントは踊り始めるタイミングですかね。


YouTube – The Best of Sparky Kibble Dancing
http://www.youtube.com/watch?v=yD3yVwC0fjg


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4月 05

iPhone ABA App

iPhone ABA App

4/2は “世界自閉症啓発デー” でした。4/8 までの 1 週間は “発達障害啓発週間” です。皆さんにはあまり馴染みがないかもしれない “自閉症” や “発達障害” について知る良い機会だと思います。是非どうぞ。

さて,応用行動分析学 (ABA) を用いた iPhone App “ABA Problem Solving Game ? Which Go Together? ABA Problem Solving Game ? Which Go Together? (iTunes が開きます)” が無料になっています。期間限定だそうです。Kindergarten.com がリリースしている App 24 個が無料という太っ腹。

フラッシュカードやクイズ App です。実際の支援に使えるのか機会を見つけて試してみようと思います。発達障害 (最近はこの単語も使われないそうですが) は外見上からわかりにくいものです。周囲の人たちの理解やほんの少しの協力があるだけで,幸福に生きることのできる子どもたちがたくさんいます。少しずつ知って欲しい大切なことです。


世界自閉症啓発デー
http://www.autism.or.jp/keihatsuday/

Kindergarten.com
http://kindergarten.com/

ABA Problem Solving Game ? Which Go Together? ABA Problem Solving Game ? Which Go Together? (iTunes が開きます)
http://itunes.apple.com/jp/artist/kindergarten-com/id340012305

自閉症へのABA入門―親と教師のためのガイド自閉症へのABA入門―親と教師のためのガイド井上 雅彦

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3月 26


猫の表情にヤラレた…

トレーニングにはクリッカを使っていますね。


YouTube – Cute Cat trick: Bang! Cat Playing Dead
http://www.youtube.com/watch?v=0-2_SFpd9uU

猫のクリッカートレーニング猫のクリッカートレーニングKaren Pryor

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2月 24

統計の話題。奥村先生のBlogを読んで気になったので,専門の人は少し考えて欲しい。

行動分析学と統計的な考え方
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/2364

行動分析学は,心理学の中でもかなり誤解されている領域だと思う(学術領域で,という意味。社会一般ではまったくない)。特に,応用行動分析への不当な誤解があるし,圧倒的に説明不足だと思う。日本ではABAはまだまだマイナということか。誤解と理解に有意差がないと考えるのであれば,トゥリビアルな問題なのかもしれない。

近接領域の研究者でも,ABAに対して的外れな批判をしていることが多い(奥村先生の記事がそうだというのではない。誤解のないよう)。★が仲良くさせて頂いてるABAが専門の先生方は,統計的仮説検定を否定していない。むしろ,実験計画や変数の設定について言及しているのに議論が噛み合わないことが多い。

心理学の本質は”変数をどのように定量化するか”にある。方法論の問題ではない。

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話は変わるけれど,H-Yamaguchi.netさんの記事が面白かった。読んだことがある本もたくさんあり,専門でない人の視点を知ることができた。多謝。

読んでないけど読んでみたい心理学の本を20冊
http://www.h-yamaguchi.net/2009/02/post-ad2d.html

ちなみに,一番,初めに挙げられている吉田先生の”本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本”を読んで理解できる人は,そもそもこの本が必要ない。確かに”わかりやすい”し”初歩”なのだけれど,数学フォビアの方には難しい。

一昨年の夏に開催した”統計の夏”という統計の勉強会は,吉田先生の本を教科書に,その内容をさらに辟易にしたレジュメを作成した(しかも膨大な量)。加えて,講義形式で説明をする必要があった。

統計を教えるのは非常に難しい。”因子分析の匣”はまだ書き終わらない(ていうか,終わるのか)。”重回帰分析の夢”や”ノンパラメトリック検定の檻”や”共分散構造分析の理”も企画自体はあるのだが,いつになったら完成することやら。院生のうちにリソースを増やしたいが,なかなか難しい。

統計を学ぶことで研究計画が立てられるようになる。同様に,行動分析学を学ぶことで研究計画が立てられるようになった。少なくとも★にとってはそうだった。理論を学ぶことで論理を組み立てられるようになる。そのモデル,あるいは思考にこそ価値があると思うのだが,いかがか。

本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本吉田 寿夫

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