5月 27
論文用に (Office for Mac の) Excel 2008 でグラフを作成しようとしたところ,グラフの “塗りつぶし効果” で “パターン” というオプションがない。どこをどう探してもない。これに非常に困った。
グラフなんてカラーで出せばいいじゃない,と思われるかもしれないが,こと論文に関しては勝手が違う。他の領域は知らないけれど,心理学の論文では基本的にモノクロ印刷のみだからだ。たいてい,どの学会の論文投稿規定にも本文ならびに図表はモノクロで作成すること,となっている。
んで,結論だけ先に書くと “Excel 2008 では塗りつぶし効果でパターンを使用することはできない”… どうしてくれよう。以前のヴァージョンでできたことが,どうしてできなくなるのか? さっぱり意味がわからない。これまで折れ線グラフばっかり描いていたので気づかなかった。
という訳で,Blog のネタになった次第。Mac ユーザの皆様,御疲れ様です。ちなみに Excel 2007 でもアドインをインストォルしないと利用できません。利用したい方は “
Excel2007(エクセル2007)Q&A(Tips):塗りつぶしでパターン(斜線やドット)を使いたい ” に詳しいので御参照ください。良記事です。Excel 2008 に至ってはアドインの提供予定すらなし。
仕方ないので Let’s note の Excel 2003 で作成した。Excel 2003 で作成したグラフを 2008 で開き直しても表示はできるので,描画そのものができないわけではないようだ。まったく仕様の意味がわからない。Office 2010 ではしっかり対応してくれると嬉しいです (絶望的観測)。頼みますよ,Microsoft さん。
論文用のグラフって何で描くの良いのだろう? やっぱり R だろうか。どなたか御教授頂ければ幸いです。このやり場のない怒りを長い長い Blog タイトルにぶつけてみた次第 (Twitterfeed がどうなるか実は楽しみ)。
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Excel2007(エクセル2007)Q&A(Tips):塗りつぶしでパターン(斜線やドット)を使いたい
http://www.eurus.dti.ne.jp/~yoneyama/Excel2007/FAQ/graph_pattern.html
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Chart Pattern Fills – Microsoft Excel 2010 – Site Home – MSDN Blogs
http://blogs.msdn.com/b/excel/archive/2007/11/16/chart-pattern-fills.aspx
5月 19
統計ネタ (そんなネタはない) で連投。
“なるほど統計学園 ” と “統計学習の指導のために(先生向け) ” という統計局が作成している Web ページ。
基本的なことを web で学習できるし,指導する教員としても補助教材があるという丁寧な作りだと思う。統計学的な現象の理解は,実はとても大切なことで,単純な確率論や TV で示されるデータの嘘を見抜く上では非常に重要な考え方だと,★は思っている。統計を勉強するのは何も心理学を専攻する学生だけである必要はない (専攻する学生にはとても勉強して欲しい)。
ちなみに “なるほど統計学園” の方は Flash がないと閲覧できないので iPhone や iPad からは御覧頂けません。悪しからず。やはり Apple さんが何と言おうと Flash が閲覧できないのは現時点ではマイナスでしかないと思う次第。
なるほど統計学園
http://www.stat.go.jp/naruhodo/index.htm
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統計学習の指導のために(先生向け)
http://www.stat.go.jp/teacher/index.htm
5月 18
スタディルームのある BT11F に,最近,妙な貼り紙がしてある。何だろうと思っていたら,どうやら学部生のひとりが書いている模様。そういえば,先日もそんな話をしていたような…
コレが Flickr でかなりの view 数を稼いでいたので御紹介。”統計はやってもやらなくても地獄” という言葉は心理学を専攻していたことのある人なら納得できる内容ではあると思う。
個人的には “やったらやったなりの成果があるし楽しくもなるし,やらなかったら困るので諦めてやるか,やらずに卒業論文が書けるように誰かに頼むなどの根回しをしよう” と教えたい。
書道も統計もやってみないとわからないことがある。何もやらないことが一番,勿体ないと思う。
3月 08
Japan – The Strange Country (Japanese ver.) from Kenichi on Vimeo .
私たちが暮らす “日本” は,実はとっても奇妙な国だったのです。
データに基づいたブラックなユーモアとミニマルな映像が秀逸。ちょっと長めですが,どうぞ。
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Japan – The Strange Country (Japanese ver.) on Vimeo
http://vimeo.com/9873910
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不思議の国ニッポンで起こる8つの謎 – Yahoo!映像トピックス
http://videotopics.yahoo.co.jp/videolist/official/anime/pa2b2a16b846fe0bf4205597d2a46e84f
9月 25
今日から後期の講義が開始。夏休み明けに髪型や服装やメイクが変わるのは女性が多い (メイクは当たり前か)。男性は視認できる変化は見られない。
講義では SPSS を使っているのだけれど,個人的には
R が気になっている。”
It’s crantastic! ” は R のパッケージアップデータ情報,レビュ,紹介を通じてコミュニティを構築するサイト。
オープンソースのソフトウェアだからこそできるコミュニケーションが素晴らしい。触りはじめてわかったことだけれど,R は “んんんっ??” となる場面が多くて試行錯誤することが多い。初心者にも嬉しい。統計関連の英語の勉強にもなるかも。
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It’s crantastic!
http://crantastic.org/
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MOONGIFT: ≫ Rのパッケージを紹介するコミュニティ「crantastic!」:オープンソースを毎日紹介
http://www.moongift.jp/2009/09/crantastic/
4月 13
午前中は研究関係の打ち合わせで中学校へ。午後,大学に戻る。朝からとても暑い。まだ4月半ばだというのに困ったものである。困るほどの選択肢はないけれど,上着を1枚余分に持って出るのが億劫ということ。
大学でも新学期が始まった。大学院の講義よりも3日遅れで,学部の講義が先週末から始まった。この時期,もっとも困るのが”エレベータ渋滞”である。新学期が始まったばかりは,毎年,エレベータの前に長蛇の列ができる。授業の合間の時間の混雑は,教室移動ができないのでとても困る。
特に,今年度の前期は学部講義のTAで教室移動をしなければいけない。2週間ほど階段をダッシュすることになりそう。しかし,”エレベータ渋滞”は5月の連休後に見事に沈静化する。大学生がUターンラッシュを向かえるからではない。次のピークは前期終了前の7月上旬。何だかな。
TAをするのは”統計”の講義なのでとても楽しみ。自分で作ったレジュメを読み返しながら復習を始めた。自分で書いた文章だと弁別できるのに,内容はすっかり忘れているので読み物として面白い。読みながら,SPSSの操作が不確かなところを3つ発見した。今日はできないので,金曜日の午前中に確認する予定。今年の夏は統計の勉強会を開きたい。
人に教えることはとても勉強になる。教える行為自体も勉強だし,教えるために自分で勉強をするからだ。もしあることがらについて勉強したいなら,それを教える機会を持つといい。
知らないこと,解らないことは悪いことでも恥でもない。知らないままにしておくこと,解らないままにしておくことが悪いことであり,恥ずかしいことである。だからこそ,知ろうとすること,解ろうとすることが大切なのだし,知っていること,解っていることに意味があると思うのだがいかがか。
2月 24
統計の話題。奥村先生のBlog を読んで気になったので,専門の人は少し考えて欲しい。
≫ 行動分析学と統計的な考え方
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/2364
行動分析学は,心理学の中でもかなり誤解されている領域だと思う(学術領域で,という意味。社会一般ではまったくない)。特に,応用行動分析への不当な誤解があるし,圧倒的に説明不足だと思う。日本ではABAはまだまだマイナということか。誤解と理解に有意差がないと考えるのであれば,トゥリビアルな問題なのかもしれない。
近接領域の研究者でも,ABAに対して的外れな批判をしていることが多い(奥村先生の記事がそうだというのではない。誤解のないよう)。★が仲良くさせて頂いてるABAが専門の先生方は,統計的仮説検定を否定していない。むしろ,実験計画や変数の設定について言及しているのに議論が噛み合わないことが多い。
心理学の本質は”変数をどのように定量化するか”にある。方法論の問題ではない。
話は変わるけれど,
H-Yamaguchi.net さんの記事が面白かった。読んだことがある本もたくさんあり,専門でない人の視点を知ることができた。多謝。
≫
読んでないけど読んでみたい心理学の本を20冊
http://www.h-yamaguchi.net/2009/02/post-ad2d.html
ちなみに,一番,初めに挙げられている吉田先生の”本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本”を読んで理解できる人は,そもそもこの本が必要ない。確かに”わかりやすい”し”初歩”なのだけれど,数学フォビアの方には難しい。
一昨年の夏に開催した”統計の夏”という統計の勉強会は,吉田先生の本を教科書に,その内容をさらに辟易にしたレジュメを作成した(しかも膨大な量)。加えて,講義形式で説明をする必要があった。
統計を教えるのは非常に難しい。”因子分析の匣”はまだ書き終わらない(ていうか,終わるのか)。”重回帰分析の夢”や”ノンパラメトリック検定の檻”や”共分散構造分析の理”も企画自体はあるのだが,いつになったら完成することやら。院生のうちにリソースを増やしたいが,なかなか難しい。
統計を学ぶことで研究計画が立てられるようになる。同様に,行動分析学を学ぶことで研究計画が立てられるようになった。少なくとも★にとってはそうだった。理論を学ぶことで論理を組み立てられるようになる。そのモデル,あるいは思考にこそ価値があると思うのだが,いかがか。
2月 19
午前中から講習会”Rによる統計解析入門”を受講した。とても面白かった。久々にワクワクした。新しいことを覚えるのはとても楽しい。いや,嬉しいとか気持ちが良いの方が近いかも。とにかく,快感情であることは確かだろう。新しく何かをするときほど楽しいことはない。
講師のMurai先生はとても丁寧な方で,初歩的な質問にも笑顔で詳しく説明をなさる姿に感銘を受けた。ありがとうございました。資料はしっかり保存させて頂きます。★の周囲の研究者は,皆,聡明で腰が低い。見習いたい。Shimamune先生が仰っていたけれど,統計ソフトも人間も”偉そうになったら,御仕舞い”だと思う。
御弁当を食べながらもずっとプログラムを書いていた。式自体は簡単なものばかりなので,小学生のときに書いたじゃんけんゲームのプログラムを思い出した。Rは”S言語”を発展させた”R言語”という言語らしい。へぇ。UNIXみたいな印象を受けた。はまりそうな予感。
プログラムが動かないときは,自分に100%原因がある。ほとんどは書き間違いだし,関数がネストになっていたり,値の範囲設定を間違えているだけ。まず自分を疑うことから始める。自分以外に間違うものはいないのだから。他の原因のことは,自分に間違いがないかを確認してから考えても遅くはない。
この発想を共有できるかで,人間は大きく2種類に分けることができる。この分類は,血液型や星座や誕生日よりも確実で決定的なものだと思う。つまり,予測の精度が高いという意味だ。エラーを出す確率がもっとも高いのは人間だ。間違いない。
何か問題が生じると,すぐに他人のせいにする人がある。別にそれが悪いというのではなく,問題を解決するには,自分を含めて誰かを責めたところで意味がない。逆に,すぐに自分のことばかり言う人がある。自分に注意を向けて欲しいのだろうけれど,その方法では一時的には注意を獲得できても,長期的には誰からも相手にされなくなる。目的は達成できない。
他人を変えるより,自分が変わる方が早い。誰かを変えようと思ったら,まず自分が変わることだ。
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